2013年08月28日

Windows 8.1 RTMとWindows Server 2012 R2の共通点

 Windows 8.1では、TechNetやMSDNの会員であっても、一般ユーザーと同じ日10/18でなければ、RTM(完成版)を入手できません。そのことについて、昨日のブログで、「マイクロソフトは公式にその理由を説明すべきだ」と書きました。

 奇しくも、マイクロソフトの公式ブログに、それらしきことが書かれました。マイクロソフトのお偉方が私のブログでも読んでいたのでしょうか(笑)。

http://blogs.technet.com/b/microsoft_japan_corporate_blog/archive/2013/08/28/quot-windows-8-1-quot.aspx

 それによれば、こんな事が書かれています。

・過去においては、RTMというのは広範なお客さんへ、製品の準備が出来たことを意味していた。
・だがモバイルやタッチの重要性が高まり、環境が変化した。
・開発手法や提供のタイミングも変える必要が生じた。
・ハードウェアパートナーとこれまで以上に緊密に協業が必要になった。
・10/18までに、マイクロソフトとパートナーは緊密に連携して最終的な調整を行なっている。


 要するに、RTMの意味が昔とは違っているのだと、マイクロソフトは言っています。以前のRTMは「製品版の完成」だったので、ハードウェアメーカーだけでなく、TechNetやMSDNを通じて全世界にばらまきました。しかしWindows 8.1 RTMは、今後もハードウェアメーカーとさらなる最終調整をしてブラッシュアップするということですね。

 逆に言えば、RTMの存在が、今となってはマイクロソフトの足かせになっていたのかもしれません。

 従来、RTMがリリースされて一般販売を迎えるまでの数ヶ月間は、マイクロソフトとしては改変を封じられていたと言えます。もちろん、その後に見つかった不具合は、Windows Updateを通じてリリースできるようにしていたでしょうが、RTMをおおっぴらに改変することは忌み嫌われていたはずです。

 しかし現在は時代が違います。AndroidやiOSのようなスマートフォンやタブレットは、日々進化して新しい端末がバンバン登場します。数ヶ月も経てば、様々な機能が追加され、不具合が修正されていることでしょう。そんな時代に、WindowsだけRTMをリリース後、数ヶ月間改変を封じられるのは大きなデメリットです。ならばRTMの意味や提供範囲を変えて、ハードウェアメーカーにのみRTMをリリースするというのは至極当然のことと言えます。

 実はこの変化は、マイクロソフトのクライアントOSだけでなく、サーバーOSにも伝播しそうです。

 8月上旬に、マイクロソフト主催の「Windows Server 2012」のセミナーに参加してきました。そろそろ次バージョンの「Windows Server 2012 R2」が登場するのに、なぜ今さら「Windows Server 2012」のセミナーに出たかと言えば、「そろそろお客さんに提案する時期かな」と思っていたからです。

 従来は、「サーバーOSはサービスパックが出るまで様子見」が定番でした。安定性が命のサーバーOSは、サービスパックが出てサービスパックの評価を見てから本気を出す…という感じだったのです。ところが、Windows Server 2012はサービスパックが出る前に、次バージョンのWindows Server 2012 R2がリリースされることが決まっています。ならば前世代になるWindows Server 2012はそろそろいい時期かなと思ったのです。

 ちなみにそのセミナーには、70名くらいの参加者がいたので、みんな同じことを考えていたんじゃないでしょうか(笑)。

 マイクロソフトによれば、今後、Windows Serverも短期間で新バージョンをリリースしていくと公式に言われました。時代が変わり、サーバーOSに求められるモノも、短期間で劇的に変化していくからだと。

 マイクロソフトは、AmazonやGoogleに対抗し、Windows Azure(アジュール)というクラウド基盤を展開しています。Windows Azureというのは、要するに「クラウド版Windows Server」で、実際にWindows Serverのスペシャルバージョンを使っているそうです。

 マイクロソフト自身がWindows Serverのスペシャルバージョンでクラウドサービスを展開していると、多数の要望がお客さんから寄せられます。その内容は短期間で大きく変わり、それに応えるためマイクロソフトでは、Windows Serverのスペシャルバージョンに多数の新機能を載せたそうです。

 今後は、Windows Serverのスペシャルバージョンに加えた新機能を、Windows Serverの新機能として順次リリースしていくのだそうです。

 マイクロソフトがハッキリと「今後はサービスパックを出さない」と否定してはいませんが、そういう事情ならば、サーバーOSも、短期間で新バージョンがリリースされていくのは間違いないでしょう。

 マイクロソフトは、最後にこんな殺し文句を言っていました。

 この開発スピードに、みなさんも是非ついてきて頂きたい。

 クライアントOS、サーバーOSともに、以前よりも速いスピードでリリースされていくのは間違いないようです。私は、正直こんなスピードについていきたくはありません(笑)。
posted by 株式会社ユウトハンズ at 14:04| Comment(0) | TrackBack(0) | Windows | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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