2014年01月10日

「継続は力なり」はやっぱり真実か!?

 
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 2013年で一番印象に残った出来事があります。昨年、ある会社から相談があり、文書管理ソフト「オフィスッキリ」に地図連携機能を付けてみました。すると、その後、オフィスッキリの引き合いが、劇的に増えたのです。

 私にとって地図というのは、つかず離れずだけれど、情熱は失わなかった「昔取った杵柄」だったのです。

 駐車場や建造物など、地図に深く密接した案件を取り扱っている会社の場合、地図と写真、それに文書を一つの画面で管理したいというニーズは、かなり強いようです。

 文書管理ソフト「オフィスッキリ」は、データベースソフト「FileMaker Pro」上で動きます。FileMaker Proは28年以上の歴史を持ち、様々な便利機能を持っていますが、クラウドサービスなど外部プログラムとの連動もお手の物。特許まで取得した、ユウトハンズご自慢の文書管理エンジンとGoogle Mapが、あたかも一つのソフトのように密接に結びついたため、お客さんからも大変好評で、その後、面白いように引き合いが増えました。

 ユウトハンズのホームページにも散々書きましたが、文書管理ソフトは、利益を直接的には生みませんし、「なんだか面倒」というネガティブなイメージもあります。そのため、文書管理ソフトは、大企業以外にはほとんど普及していません。

http://www.youtohands.jp/software/service01_shousai.html
http://www.youtohands.jp/software/service02_shousai.html
http://www.youtohands.jp/software/service03_shousai.html

 だからこそ、ユウトハンズは「中小企業に文書管理ソフトを売ろう」と考え、最初はビジネスプランコンテストに参加し、2回ほど受賞させて頂きました。展示会などにも出展し、様々な人の意見に耳を傾けました。文書管理エンジン部分は特許も取り、最近では東京都の支援事業にも認定され、東京都のサポーターの先生方の意見を拝聴し、客先に同行して頂き、作戦を練る…ということを繰り返してきました。しかし、れでも文書管理ソフトはなかなか売れないのが現実でした。

http://www.youtohands.jp/software/service05.html

 ところが、ひょんな事から、文書管理エンジンに、昔取った杵柄の「地図を扱う技術」を付け加えてみたら、重い扉がすっと開いて、ドアの向こうに新しい世界が開いた…という感じだったのです。

 私にとって地図は、公私ともに、本当に「腐れ縁」です。「公」では、社会人になってプログラマーとなり、最初に作ったプログラムは防災システムの地図表示ソフトでした。1994年のことです。

 一方「私」では、高校生の時初めて北海道に行った1985年から、20年くらい北海道の稚内を中心に写真を撮り続けており、撮影ポイントの管理に地図は不可欠でした。当時はロードマップに撮影ポイントを書込んでいったのですが、撮影ポイントが増えるにつれて、だんだん暗号みたいになっていきました。

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 上の画像の中央部分には「フラノっぽい景色 午後順光」だとか、画面中央右下には「非常にGood」だとか書かれていますが、こんなのは書いた本人が見ても、何がGoodなのかさっぱり分かりません(笑)。これでは結局、現地へ行ってみないとどんな景色だったのか分からず効率が悪すぎます。そこで、2003年くらいから、デジカメとGPS、無料の地図ソフト「カシミール3D」を組み合わせ、撮影地管理を行ない始めました。すると、このようになりました。

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 ちなみに当時は、GPS付きの携帯電話やスマートフォンがまだなかったので、デジカメにGPSを取り付けて、撮影をしていました。そのGPSデジカメで撮影をすると、撮影画像に緯度経度が埋め込まれます。緯度経度付きの撮影画像をフォルダに入れると、フォルダ内にある画像の位置が、カシミール3D上にアイコン表示されるのです。そして、地図上のアイコンをダブルクリックすると、その地点の写真が拡大表示されます。

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 レンタカーの助手席にGPSを接続したノートパソコンを置き、地図上で現在地を確認します。時間帯や季節などを考え、「この辺りでいい撮影地がないかな」と、地図上で当たりを付けます。当たりを付けた辺りのアイコンをクリックすれば、実際の景色がデジカメ画像で、正確かつ瞬時に確認できるのです。「ああ、この場所か。懐かしいな。ここは夕方の方がいいから、この時間帯はこっちで撮るか」と、現地に行かずとも、予定を立てられます。

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 この撮影スタイルは、私の中で、まさに革命でした。何しろ、地図上に書かれた「フラノっぽい景色」「非常Good!!」という暗号から、実際の景色を頭の中で合成する作業から解放されるのですから。すさまじく便利で、興奮冷めやらず、2005年にはカシミール3Dを使った撮影地管理の本まで出してしまう勢いでした(笑)。

http://www.amazon.co.jp/dp/4774126330/

 その後、結婚して子供が出来、オフィスッキリで稼がねばならず、北海道の写真どころではなくなり、地図に対する情熱が薄れつつあった昨今、その地図がオフィスッキリ販売の起爆剤になってくれるのだから、人生というのは本当に何が幸いするか分かりません。

 お客さんの要望は、地図を常に表示しておき、関連する情報を瞬時に表示したいということでした。つまり、当時の私がやりたかったことと、お客さんがやりたいことは完全に同じだったのです。いやあ、システム設計と画面設計が、この時ほどスムースに進んだことはありません。開発は苦しい場面も多いのですが、この時ほど楽しかった開発もありません

 その後も、お客さんに言われる前に、勝手に要素開発が進んでいます。要望が来ればすぐに実現できると思いますので、どんどん仕事をくださいって感じです。社会人になって初めて「仕事は追われるモノではなく、追いかけるモノ」が実践できている感じがします。この仕事以外は相変わらず仕事に追われていますが(笑)。やはり何事も継続は力なりなのでしょう。例え、紆余曲折が長くても。
posted by 株式会社ユウトハンズ at 11:50| Comment(0) | TrackBack(0) | オフィスッキリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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